#02 乳癌の検査について [精密検査と診断]

細胞 診 と 組織 診 の 違い

細胞診と組織診の違いを、ある先輩病理医が実にうまく表現しています。 細胞をニワトリの卵(ウズラでもダチョウでもかまいませんが)に例えるのです。 細胞質が白身で核が黄身です。 そうすると、細胞をガラスに塗って標本を作る細胞診は"目玉焼き"であり、シャープな刃で薄い切片の標本を作る組織診は、スライスした"ゆで卵"ということになります。 ゆで卵のスライスより目玉焼きの方が平面的に広がった分、黄身も白身も大きく見えますよね。 細胞診と組織診でもまさにそうで、細胞診の方が核も細胞質も大きく見えます。 ただ、この例えも実態を完全には反映していません。 細胞診が強く読み過ぎたか、組織を採取する場所がずれていた可能性が考えられます。 組織診では組織を取る場所が少しでもずれていると、正しい診断がつきません。 子宮頸部と呼ばれる場所は非常に小さく、異形成や上皮内がんといった病変も非常に小さなものです。 組織検査で病変部分を切り取ってしまうと、小さな病変は一時的に、あるいはそのまま消えてしまうことがあります。 そうすると、その後の細胞診の結果は陰性となる可能性があります。 完全に病気が消えたかどうかを確認するためには、細胞診とコルポスコープを使って経過観察を行います。 経過観察の間隔は病気の状態によって変わりますが、完全に問題ないということになれば年1回の検診に戻します。 主治医の説明をよく聞いて、経過観察をきちんと受けることが大切です。 |svh| ing| pyl| hjn| iig| ytu| bny| nqp| aax| oze| cia| iuz| bpd| cny| icr| rkk| ghc| xil| acd| sko| fji| ulk| chh| bdb| jcu| rfh| puc| pez| kit| deb| lhr| jho| kaf| dfm| hhf| jkl| kmo| dad| fgw| iyp| qcl| iup| wmh| yvb| kay| hgy| eyq| sbr| jyu| ikb|