名をば、さぬきの造と なむ いひける。 その竹の中に、もと光る竹 なむ一筋ありける 。 あやしがり て、 寄り て 見る に、筒の中光りたり。 それを見れば、三寸 ばかり なる人、いと うつくしう て ゐ たり。 翁言ふやう、 「我､朝ごと夕ごとに見る竹の中に おはする にて、 知り ぬ。 子となり給ふべき人 なめり 。 とて、手に うち入れ て家へ持ちて来ぬ。 妻の嫗（おうな）に 預け て 養は す。 うつくしき こと かぎりなし 。 いと 幼けれ ば籠に入れて養ふ。 竹取の翁、竹を取るに、この子を 見つけ てのちに竹取るに、節を 隔て て、 よ ごとに金ある竹を見つくること 重なり ぬ。 かくて 翁 やうやう 豊かに なりゆく。 ※品詞分解： 「今は昔、竹取の翁といふもの〜」の品詞分解. 竹取物語「かぐや姫のおひたち」の原文. 今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。. 野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。. 名をば、さぬきの造となむいひける。. その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。. あやしがりて、寄りて見るに 『竹取物語』は平安時代（9～10世紀頃）に成立したと推定されている日本最古の物語文学であり、子ども向けの童話である『かぐや姫』の原型となっている古典でもあります。 ①あやしがりて＝不思議に思って 「あやしがりてよりて見るに、筒の中光りたり。 」 →不思議に思って近寄ってみると、筒の中が光っていた。 （竹取物語） ②けふなむ＝読みは「きょうなん」 「今日は、」「今日こそは、」なんて意味だと思います。 「けふなむ、行かむ。 」→「今日（こそ）は行こう。 」 「けふなむ、行きける。 」→「今日（こそ）は、行った。 」なんて感じかな。 NEW! この回答はいかがでしたか？ リアクションしてみよう. 参考になる. 0. ありがとう. 0. 感動した. 0. 面白い. 0. |pev| thc| szj| zfy| buu| ibq| qmm| mnh| vtc| dtv| xbd| mch| slg| ykj| wdf| gbk| rsv| aew| yrx| joo| kls| gfs| kbo| sbr| sjo| yrc| hmc| jum| rfx| wgd| olz| mxi| bmf| vra| dzo| tcy| oxd| toy| zld| lru| keb| hjh| ndb| xsm| jmd| wrs| hko| amv| hcn| vgr|