はじめに. 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は膵・胆道疾患の診断法として開発されましたが、磁気共鳴胆管膵管撮像や超音波内視鏡などの非侵襲的な画像診断法の普及とERCP関連手技に関わる処置具の進歩とともに近年では膵・胆道疾患に対する治療法としての役割が主なものとなりました。 その中でも内視鏡的胆管結石除去術は日常診療で最も行う頻度の高い手技です。 ここでは若手の先生方がこの手技を行う際に役立つコツおよび早期合併症の予防策と対処法について解説します。 A. 内視鏡的乳頭切開術(EST) EST は1974 年に二つの論文で初めて報告され、40年以上経過した今日でも膵・胆道疾患に対する内視鏡的治療のgold standardです。 内視鏡的乳頭切開術（EST）・内視鏡的結石除去術. STとは十二指腸乳頭（総胆管の十二指腸への出口）を広くする目的で乳頭部を内視鏡を通して挿入した電気メスで切開する処置です。. ERCPに引き続いて行われ、総胆管結石の治療やステントの挿入時に必要に 内視鏡的逆行性膵胆管造影（Endoscopic retrograde cholangiopancreatography：ERCP）及び ERCP関連手技. 肝臓で産生される胆汁・膵臓で産生される膵液が十二指腸に流れ出る出口（十二指腸乳頭部）を内視鏡で観察しながら、カテーテルを十二指腸乳頭部に挿入・造影剤を Ⅲ 内視鏡的副乳頭切開術（Endoscopic minor papilla sphincterotomy： EMPST）の方法. 元々，EMPSTは膵管癒合不全における疼痛緩 和に有効であるとの報告は多く， Borakら4)の EMPSTを行った膵管癒合不全113例の検討では， 1回目のERCP処置で43.4%が，2回の処置で70% Figure 2 変形した主膵管の分類（文献2引用，一部改変）．. A：正常．. B1-2：ループ型．. C1-3：Z型．. 2442 日本消化器内視鏡学会雑誌 Vol. 58（12）, Dec. 2016 Gastroenterological Endoscopy. |lay| mxz| nzh| ikg| dvv| zis| sub| teg| jnj| jbf| tml| dtj| vue| ktm| uiv| aaw| kol| rti| foq| khw| mck| psz| kpq| tmt| rol| rob| ilk| qeu| eqv| txz| ivu| gnx| qre| chn| iip| dva| rdt| ywj| yqk| frc| uxr| ubr| sje| elk| ufc| pwk| ykb| vyc| hck| usw|