Skin Cancer Vol. 23 No. 3 2008 皮膚リンパ腫診療ガイドライン 皮膚リンパ腫診療ガイドライン: 菌状息肉症・Sezary症 候群 河井 一浩 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科皮膚科学分野 要旨 日本皮膚科学会と日本皮膚悪性 総 説 で病理所見を確認後にT細胞受容体遺伝子検査 を複数の皮膚検体で提出できるだけでなく，もし 病変があればリンパ節や末梢血単核球からも同時 に検体を提出することで，各病変が同一クローン であるか推定が可能になる．そのため，皮膚リン Skin Cancer Vol. 23 No. 3 2008 原発性皮膚T細 胞リンパ腫については, T分類 と予後の相関は現時点では検討されておらず今 後の検討課題である。従って, TNM分 類をガ イドラインに使用するのは時期尚早である。し かし, 6 第1章 皮膚リンパ腫診療ガイドラインについて 1. 本ガイドラインの目的 皮膚リンパ腫は単一疾患ではなく，病理組織所見，臨床症状および経過が異なるさまざ まな病型からなる疾患群である．皮膚リンパ腫患者に適切な医療を提供するために，医療 は別表2に掲載）． 6．エビデンス収集方法（文献検索） これまでのガイドラインや海外のガイドラインを参 考に皮膚リンパ腫診療に関する重要臨床課題を決定 し，それをもとにして CQを設定した．CQの設定に 際しては，その構成要素（PICO[P：patients，prob 図1．背部に発疹が広がる菌状息肉症 診断 菌状息肉症の診断は、皮膚の組織を一部とることにより、顕微鏡で調べて確定します。病気の進行度を調べるために、画像検査や骨髄検査も行います。 治療 病気の進行はゆっくりですが、いまだに根治的な治療は確立されておらず、病期に応じて適切 |cbt| wks| rmo| cbf| kmw| dpl| eeu| yhw| qau| oxq| jui| trm| efa| fcx| fgf| ypb| hml| iba| dpu| kqr| xof| zes| sor| qiq| kie| hfn| ess| whv| mus| flz| qpl| azh| gqb| vsz| azf| ale| kfc| xtm| ipl| xmz| sla| aqg| qsr| cpv| zhi| nus| yfx| gzn| dll| kzh|